遺産分割で兄弟間の争いを調停で解決した事例

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遺産分割で兄弟間の争いを調停で解決した事例

年代: 50代

性別: 男性

職業: 会社員

相談の背景

Aさんの父親が亡くなり、相続人はAさんと弟のBさんの2人でした。遺産は実家の土地・建物(評価額約2,500万円)と預貯金約1,500万円の合計約4,000万円。Bさんは実家に同居しており「自分が家を継ぐから不動産は全部もらう。預貯金だけ分ければよい」と主張。Aさんは法定相続分(2分の1)を求めましたが、Bさんは応じず、1年以上話し合いが進まない状態でした。

問題点・争点

主な争点は不動産の分割方法でした。Bさんは不動産の単独取得を希望する一方、Aさんは法定相続分に見合う取得を求めていました。不動産の評価額についてもBさんは固定資産税評価額(約1,800万円)を主張し、Aさんは時価(約2,500万円)を主張するという対立もありました。

弁護士の対応

当事務所では、まず不動産の適正な評価を行うため、不動産業者による査定を取得しました。そのうえで、代償分割(Bさんが不動産を取得し、Aさんに法定相続分との差額を代償金として支払う)という方法を提案しました。Bさんとの直接交渉では合意に至らなかったため、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てました。調停では、調停委員の助力を得ながら不動産評価額について合意を形成し、代償金の分割払いという条件でBさんの了承を得ることができました。

結果

調停成立により、Aさんは代償金を含めて約2,000万円(法定相続分相当)を取得しました。Bさんは実家に住み続けることができ、双方にとって納得のいく解決となりました。調停申立てから約8か月での解決でした。

弁護士コメント

遺産に不動産が含まれる場合、評価額や分割方法をめぐって相続人間で意見が対立しやすくなります。本件では、調停という第三者を交えた話し合いの場を利用することで、冷静な交渉が可能になりました。不動産の分割方法にお悩みの方は、お早めにご相談ください。

※ご本人様のご了承を得たうえで掲載させていただいております。
※事案により結果は異なります。あくまで参考例としてご覧ください。
※特定を避けるため、一部内容を編集しております。

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